先人の残した貴重な銘木や老樹を保護し次の世代に緑の遺産としてこれを引き継ぐため、「緑地の保全及び緑化の推進に関する条例」(以下「条例」という。)に基づき、保存樹木または保存樹林として指定し、市が管理を助成することにより、良好な自然環境を保全し、もって市民の健康で文化的かつ快適な生活に寄与することを目的としています。
本市では昭和49年度から保存樹木の指定を実施し、現在245箇所、590本が指定されています。(令和3年3月末時点)
(1)保存樹木として指定する場合の基準は、古木又は巨樹で次のいずれかに該当し、かつ健全であること。
ア 地上から1.5メートルの高さにおける幹の周囲が1.3メートル以上であるもの。
イ 樹高が13メートル以上であること。
ウ 株立ちした樹木で高さが3メートル以上であるもの。
エ はん登性樹木で、枝葉の面積が25平方メートル以上あるもの。
(2)保存樹林として指定する場合の基準は、その樹林の存する土地の面積が300平方メートル以上であり、かつ、次のいずれかに該当するものとする。
ア 神社、寺院等の建築物又は遺跡と一体となって伝統的又は文化的意義を有するもの
イ 風致又は景観が優れているもの
ウ 住民の健全な生活環境を確保するため必要なもの
◆指定には現地調査等が必要になりますので、お問い合わせ先までご相談ください。
保存樹木への指定後も所有権、管理責任は所有者の方にあります。
ただし、下記の事項については、予算の範囲内で助成をおこなっています。
(1)樹木の害虫駆除に要する経費
(2)枯枝、折れ枝の撤去に要する経費
(3)隣地等へ越境している枝の剪定 ※原則として、それに係る費用の二分の一。(ただし市の助成額が30万円を超える場合は、30万円まで。)
(4)養生行為
◆助成には申請書の提出・現地確認等が必要になります。
また、予算の範囲内での助成のため、すでに受付を締め切っている場合がありますので、
ご希望の場合は、事前にお問い合わせ先までご相談ください。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、市役所への来庁を控え、電話などでのご相談をお願いします。